グレシーニ・レーシングがマルク・マルケスを来季起用

通算8度のタイトルを獲得した元王者がドゥカティ機を使用するインディペンデントチームに移籍

グレシーニ・レーシングは12日、プレミアクラスで59勝を含む101回の表彰台を獲得し、6度のチャンピオンに輝いたマルク・マルケスが来季2024年シーズンに加入すると発表した。

マルク・マルケス
「この新しいチャレンジにワクワクしている。あらゆる面で大きな変化であるため、これは簡単な決断ではなかったけど、人生において、成長を続けるため、快適なゾーンから抜け出し、自分のペースに身を置くことが重要な場合もある。」

「バイク-チャンスを考えると、幾つかのことに自分のライディングスタイルを適応させる必要があることは覚悟し、それは簡単なことではないけど、チームのみんなが大いに助けてくれることは確か。チームを知り、一緒に仕事を始めることが待ち切れない。ナディア・パドバーニ(チームオーナー兼チームプリンシパル)、カルロ・メルリーニ(コマーシャル&マーケティング・ディレクター)、ミケーレ・マシーニ(チームマネージャー)が僕に示してくれた信頼と敬意に感謝したい。」

ナディア・パドバーニ(チームオーナー兼チームプリンシパル)
「グレシーニ・ファミリーにとって歴史的な瞬間です。マルク・マルケスが来シーズン、我々と一緒にレースをすることを選択したという事実は本当に素晴らしく、正式に発表できることを嬉しく思います。1シーズンも経たないうちに、我々は彼の弟と本当に近い存在となりました。そして、マルクを同じように歓迎します。彼は最初からGP23で競争力を発揮できるポテンシャルを全て持ち合わせていると確信しています。最後に、ファビオ・ディ・ジャンアントニオのプロフェッショナルな姿勢に感謝し、彼のキャリアの継続を心から祈ります。」

30歳のスペイン人ライダーは、8日前の4日、2013年から所属するホンダ・レーシングとの間で、それぞれの目標とゴールを達成するため、別の道を追求することが最善であると結論に達し、来年末まで残っている4年契約を早期終了させ、2023年シーズン終了後に協力関係に終止符を打つことで合意。

グレシーニ・レーシングは、8月10日にアレックス・マルケスとの間で契約期間を1年延長することで合意したと発表。同時に、ドゥカティ・コルセとの間で2025年末までの2年契約を締結したと発表。

今回のマルク・マルケスとの契約により、マルク・マルケス&アレックス・マルケスの兄弟体制が結成。2人がチームメイトとして、同じチームから参戦するのは、レプソル・ホンダ・チームに所属した2020年以来4年ぶり2度目。

マルク・マルケスは、プレミアクラスに昇格した2013年以来、初めてホンダ機以外を駆けることになり、来季はドゥカティ・コルセから供給される2023年型のデスモセディチGPに乗り込むことになる。

 

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